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美と健康のコラム

カルシウムとビタミンD

2015/06/20

腸からカルシウムが摂取されるためには
ビタミンDが必要です。

 

人間の皮膚は、日光が当たると
ビタミンDをつくります。
このビタミンDが、カルシウムを
骨へ取り込ませる働きをするのです。
紫外線にあたらなければ、
ビタミンDはほとんどつくられないのです。

 

いくらカルシウムを食べても、
ビタミンDが足りなければ、
吸収効率が悪いため
カルシウムはあまり吸収されません。

 

そして
血液中のカルシウム不足を補うため、
骨が溶けてしまいます。
カルシウムやビタミンDの摂取が
大腸がん予防に関連していることは、
日本ではあまり知られていませんが、

1990年代後半以降に発表された
欧米の前向き大規模研究から、
カルシウムが大腸がんの発生リスクを
低下させるという報告が相次いで
発表されました。

 

また世界がん研究基金と
米国がん研究協会が10年ぶりに
改訂した2007年の報告書では

「カルシウムはほぼ確実に
 大腸がんを予防する」

という結論に至っています。

 

国立国際医療研究センターの
溝上哲也先生らは、

2000年から03年にかけて
福岡市およびその近郊の
大腸がん入院患者836人と
非大腸がんの住民861人を対象に
調査を行い、

148食品の摂取頻度と摂取量、
職業(歩行を伴う仕事かどうかなど)、
喫煙、飲酒、日常生活での活動量などを
聞き、大腸がんのリスクとの関連を
調べました。

 

日光によくあたる人とあたらない人で、
ビタミンDの摂取量と大腸がんの
リスクを解析してみると、

日光にあまりあたらない人では、
食事からのビタミンD摂取と
大腸がんリスクの低下の関連が
はっきりしていることがわかりました。

 

つまり内勤の人など、
日光にあまりあたらない人について
見れば、食事からのビタミンD摂取が
重要だということを示しています。
たしかに紫外線がシミやシワの原因に
なることはわかっているので、
過度に日光を浴びることは
皮膚にダメージを与えるので
避けるべきです。

 

しかし実は、日本人の女性の
がんの第1位は大腸がんです。

 

日光に当たると皮膚で大量の
ビタミンDがつくられますので、
がん予防の観点からも
適度な日光浴は大切です。

 

シミ、シワが減るのがいいのか、
大腸がんのリスクを下げるのがいいのか、

どちらを選択するかは
それぞれの価値観です。

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